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Nゲージの車両の室内灯を作製してみました。形状はKATOの品番11-211が対象の車両であれば写真を見ていただいても分かるように車両ボスへも改造無くはめ込むだけで取り付けが可能です。 KATOの室内灯だと全体的に暗かったり、前後で明るさが不均等になったりと不満が色々有ったため、折角なので出来るだけ低速でも安定して明るく点くものを作製してみました。 LEDが綺麗な白色のため、上記写真の様に室内色が明るい色だと白色に見え、室内色が茶系だと白熱灯色にも使えそうです。
特長
*1 一部台車側のボス等があたる事があり加工が必要となる場合があります。
明るさ比較車両左側にはKATO 右側が今回開発したP'sTecの室内灯で、出力12Vです。 こちらはPWMでDuty50%になります。 低速走行時を想定して電圧を絞った状態でもかなり明るく点灯します。
明るさの理由基板上に定電流回路を付けているため流れる電流はグラフの様に低い電圧から安定しているため、低速走行時でも明るく点灯するようになっています。 青線は通常のLED室内灯で抵抗制限のため常に電源電圧に正比例した電流値になります。 赤線はP'sTecのLED室内灯でほぼ5V位から目標電流に達しているため、車両の動き出しから明るく点灯します。 常時点灯や低速での走行を考えている方にはベストな室内灯になります。 *縦軸:LED消費電流 *横軸:パワーパック出力電圧
車両搭載方法
参考比較動画
注意。。。 安価な室内灯として作製できる素材としてLEDテープがありますが、比較用のためにP'sTec室内灯と比較してみました。 LEDテープは元々12Vで点灯するように設計されているため、電圧が9V以下では点灯しませんでした。 点灯する電圧はLEDテープにもよるかもしれませんが、12V固定で点灯させると考えた場合、LEDのVf (LEDに電流が流れ始める電圧)がなるべく大きくなるよう直列接続した方が効率が良いからです。 そのため今回使用したLEDテープは3個のLEDを直列に接続されており、白色LEDのVfは大体1個当たり3V程度ありますので、3直で9Vとなりこの電圧までは点灯しないこととなります。 ただし、PWMのパワーパックを使用している場合には、12Vと0Vの電圧を振っていますので比較的問題なく点灯することとなっていますので、電圧制御式のパワーパックでは使用できないこととなります。 LEDテープも色々な物がありますので、PWM制御で丁度良い色合い、明るさの物があればP'sTec製の室内灯と同等の使用ができるかもしれませんね。
設計資料
旧タイプ室内灯車両(11-212)への取り付け写真
トミックスの車両についてこの室内灯はカトー向けに設計したもので、トミックス車両の様に接点がスプリングで、 行っている物には接続できないと思い込んでいましたが、 この室内灯の端子が0.1mm厚と薄いためちょっとした隙間にも入り込み端子として接続できます。 一部のトミックス車両で取り付けしたところ装着出来ることが分かりました。 確実にトミックスの車両に取り付け出来るとは言えませんが。。。トライ出来る方は挑戦してみて下さい。
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